コツブログ - 家づくり編 -

日々の暮らしを楽しみながら、自邸を建てるために勉強するブログ

築23年、55㎡のリノベーション。

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前回、とりあえずひとつ建物を設計してみましたが、部屋の広さや使い勝手など良し悪しが実感できず、、、。
実感するためには、いま住んでいるマンションのいろいろを分析して、満足なのか改善した方が良いのか考えてみるのが一番!ということで、現在の家を分析することにしました。
今後も今の家を比較対象にしていろいろ考えていきたいので、まずは分析の前に、現在の住まいをざっくりとご紹介しておきたいと思います。
(リンクは貼りませんが)別ブログも書いているので、写真はそこからの転載が多めです。

 

 築23年、55㎡のマンションです。

現在の住まいは、2年半くらい前に頭金ゼロ!で購入した中古マンションです。
当時、不動産投資に興味を持ち、投資物件を探していたのにいつのまにかマイホームに摩り替わり、結局リノベーションをして住み始めました。
その時にもかなり考えたので、今の家にはけっこう満足しています。
ただ、「俺の基地」的なリノベではなく、もともとの間取りを我が家の暮らしに合わせて変えた程度で、とってもローコストです。
前の所有者さんが数年前にお風呂と洗面所・トイレを変えていてくれたので、水回りは触りませんでした。
キッチンだけは20年モノですが、こちらも既存のままです。

リノベ前は、2LDKでした。

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一般的な間取りで、玄関からまっすぐにのびた廊下、ベランダに面して全面の掃き出し窓。
元の部屋は、リビングに隣接して和室がありましたが、リビングダイニングがどうしても使いづらそうで和室は解体することにしました。

そして、迂用曲折を経てたどり着いたのがこのプラン。

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すっかすかに見えるので、家具を入れてみました。

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実はウォークインクローゼットとリビングの間の壁がミソでして、もともと使っていた無印良品のスタッキングシェルフを使いまわせるように、壁位置を決めました。
リノベ後の収納の少なさにびっくりですが、この一枚の壁のおかげで使い勝手が格段に良くなりました。

インテリアを楽しみたいなら、窓のない壁を多く設けるべし!というのが持論です。

 

ビフォーアフターを簡単に。

図面だけだとイメージしにくいので、ビフォーアフターの写真をご紹介します。
まずは、リノベ前。
普通の和室と

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使いにくそうなリビングダイニングを

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解体しまして、

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ウォークインクローゼットとリビングの境の壁を立てて

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仕上げてもらいました。

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そして、家具を入れて、完成。

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本棚は常に新陳代謝していまして、この写真は2年くらい前だと思われます。
雰囲気はこのままで変わっていません。

別アングルから。
リノベで内装を整えまして、

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家具を入れました。

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とりあえず本が多かったので、なんとか本が散乱しないようにしたい、というのが希望でした。

 

まとめ?

他の部屋もご紹介していきたいところですが、長くなりそうなので、またいずれ。

リビングダイニングの広さとしては、横幅がもう少し狭くても良いかな、というくらい満足な広さです。
キッチンの古さが残念なところですが、持っていた家具がたまたまウォールナット調だったので馴染んでくれました。

この家を基準?に、将来の自邸の妄想を展開させていきたいと思います。

 

  

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「商店街の中にある店舗併用住宅」を設計してみた。

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住んでみたい家についていろいろ考えていると、思考があちこちに飛んでしまったので、まとめるためにひとつ建物を設計してみました。
設計と言ってもプランニング程度で、設計らしい設計はしていませんが久々に図面を引いてみると、楽しいものですねー。
知識不足と力不足は否めませんが、、、。
どんな家を考えたのか、ご紹介したいと思います。

 

商店街の中にある、店舗併用住宅

今、庶民的な商店街のある街に住んでいる関係もあり、小さな商店街の中に住むのは楽しそうだなーと思っています。
商店街と言ってもお店が数件並んだ程度のアーケードも何もない通りで、住む人と通る人の距離が近いのが良いなと思います。

ひとまず、こんな敷地で考えてみました。

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グレーで塗った駅から、紫の点線の両側にお店が続いている街。
お店が連なっている通りから脇みちに少し入った通りにあるピンクの丸で印をつけた敷地です。
ここに、カフェ兼アトリエ兼住宅を考えてみたいと思います。
駅徒歩4分ほど。
設計事務所を営みながらカフェで地域のお客さんと触れ合えて、ついでに井戸端会議もできる家って楽しそう、というのが発想の原点でした。

 

コンセプトは、溜まり場のある家。

来客が少ない我が家ですが、来客の多い家に憧れがあり、ふらっと人が集まる家って楽しそうだと思います。
実際ふらっと来られたら困るんですが。

家の中に入ってこられるのは困るけど、溜まり場的な場所は提供できるかな、と思って、「溜まり場のある家」をコンセプトにしました。

とりあえず全体像をお見せすると、
1階はカフェ兼アトリエ。
2階は住宅で、リビング・ダイニング・キッチンと、水回り。
3階は個室、となっています。

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溜まり場はどこにあるかと言いますと、水色で囲んだ場所です。
見えにくくてすみません。

道路に面した縁側、小さい広場、2階の玄関前テラス、玄関ホール、3階の個室前の遊び場など。
2階の玄関からは室内なので勝手に入れませんが、気心の知れたお客さんとゆっくりしゃべりたいなということで、室内にも溜まり場を作りました。
小さい場所に数人集まって井戸端会議してくれたら良いなという意図です。

ちなみに、1階から2階への階段がある側が道路面で、北が下になっています(図面逆、、、)。

 

16席の小さなカフェ 

カフェは、とある京都の小さなカフェを参考にしました。

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学生時代によく通ったお気に入りのカフェです。 
16席しかない小さなお店ですが、表の通りに面して縁側風ベンチを置いてみたり、打ち合わせスペースにもなる奥の個室を作ってみたり、お気に入りカフェを少しアレンジして作ってみました。

 

アトリエスペースで、設計事務所を開設

設計事務所を開けるほどコネも経験もないのですが、でもやっぱり独立に憧れはあるのです。
4畳ほどのこじんまりとしたスペースですが、広場を介して真正面に所長の机を置きました。
ここは、雑貨屋スペースにしても良いかも。

その奥は、所員の居場所をイメージしましたが、こんな小部屋では働きたくないか。

表は雑貨屋、奥は設計事務所
お施主さんが来られた場合は、カフェの奥の個室で打合せ、でしょうかねー。

 

2階には、パブリックスペース 

広場の階段を上がって、2階のテラスから住宅の玄関にアプローチするようにしました。

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2階にはリビング・ダイニング・キッチン・水回りと、家族みんなで使う部屋を配置。
玄関ホールは吹き抜け風の階段室になっています。
寒そうなので、リビング・ダイニングとは仕切りました。

ダイニングキッチンとリビングを分けましたが、一緒の方が良いのか別が良いのかいまいち分からず。
臭いのことを考えたらリビングが別な方が良い気もするし、リビングでくつろぐ家族を見ながらキッチンで家事ができた方が良い気もするし、難しいところです。
リビングには本棚が欲しかったので、窓は壁一面だけにしました。

洗面所と脱衣室を分けて、洗面所を使う人とお風呂に入る人が同時に使えるようにしました。
こちらも、一室にして広くした方が良いのか狭くても分けた方が良いのか迷います。
トイレ・お風呂など、音が下に響きそうなところはカフェの上を避けています。

  

3階は、プライベートスペース

3階は、寝室と子供部屋です。

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個室1が主寝室。
家族が一緒に寝ても良いし、夫婦だけで同じベッドでも別々のベッドでもOKの広さにしました。
ついでに机もー置いて、作業スペースに。

子どもは1人ですが、願望込みで子ども部屋は個室2と3のふた部屋。
各部屋5畳ほどですが、個室にこもって欲しくないので十分な広さだと思います。
その代わり個室前に遊び場を作って、おもちゃを広げたり、友達を呼んだり、はたまた室内干しスペースにしたりフレキシブルなスペースにしました。

階段の前は、家族分の服を収めるクローゼットです。
今の家ではクローゼットを一箇所にしているのですが、これがなかなか使い勝手が良いのです。
家族分をひとまとめにすると、片付けが楽!
娘がお年頃になったら嫌がるかもしれませんが、できれば収納場所はまとめたいところです。

 

まとめと課題 

ということで、「溜まり場のある家」のご紹介でした。
内観パースを入れたら想像しやすいと思ったのですが、力不足でした。
道路側からの外観イメージは、この記事の上のイラストです。
(森の中の家になってますが。)


延床面積:約164㎡
建築面積:約60㎡
住宅部分の面積は約104㎡
住宅部分だけを考えると、100㎡の家は理想的な広さな気がしました。

図面を描いていると、トイレの大きさは?椅子って何センチだったっけ?そもそも階段の幅って最小いくつ??などなど、すっかり忘れていた寸法のことを思い出してきました。
法律とか構造とか施工方法は無視しているので、本当に建てるならちゃんと考え直さないとですね。 

しかし、少し考えただけでも検討すべき点は多いですね。
・リビングとダイニングを分けるか
・洗面所と脱衣所を分けるか
・壁と窓の割合
・対面キッチンか壁付けか
・クローゼットはまとめるか否か。大きさは?
など。

今回に懲りず、いろいろなコンセプトの家を考えてみてどんな家が良いのかじっくり考えて、自邸を建てる時に活かしたいと思います。

 

 

  

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住んでみたい家のこと。

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どんな家に住みたいか?と聞かれると、実は明確な答えを返せません。
強いて言うなら、「普通の家」。
周りから浮いている家は、ちょっと違うかなという感じです。

それを言うなら、建売住宅で十分じゃないかと言われそうですが、建売住宅って変に凝ってて「普通」な家は少ないような。
なので、頭の中になんとなく浮かんでいる、住んでみたい家のキーワードをあげてみました。

 

こんな家に住んでみたい。

パッと思い浮かんだ住んでみたい家を羅列してみました。

・商店街の中にある、店舗併用住宅
こじんまりとした庶民的な商店街の片隅に、喫茶店とアトリエが併設された住宅に住んでみたい。

・倉庫みたいな家
ロフトがついた、大空間の吹き抜けのある住宅に住んでみたい。

・家事動線を追求した家
とにかく、家事が楽になる仕組みを考え抜いた家に住んでみたい。

・有名建築家の自邸をリノベした住宅
著名な建築家が考え抜いて建てた自邸を、ちょっとだけ手を加えて住んでみたい。

・本棚のある家
図書館みたいな家に住んでみたい。

・路地の奥に中庭のある家
ヨーロッパの路地みたいな広場みたいな中庭のある家に住んでみたい。

・段差のある家
高低差のある敷地をうまいこと活かして住んでみたい。

・ローコストな家
家にそんなにお金をかけて良いのか?という疑問も常に付きまとっているので、家にお金をかけないことも選択肢に入れておきたい。

・賃貸併用住宅
どうせなら、収入を得られる自邸も良いかも。

・平屋の家
広い敷地にぽつんと建っている小さな小屋に住んでみたい。

・二拠点の家
都会と田舎、2つの住宅を転々として暮らしてみたい。

 

インテリアのことではなく、建築のコンセプト的な羅列でした。

 

  

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1,000万円を6年で貯めるために実行したい、たった1つのこと。

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6年間かけて、1,000万円を貯めることにしました。

sumai12.hatenablog.com

目標額が決まったので、実行すべきことはたった1つ。
財形貯蓄です。

 

貯蓄目標金額があるなら、財形貯蓄一択です!

財形貯蓄とは、毎月指定額を給与から自動的に取り分けて貯金してくれる制度です。
知らない間に給与から天引きされて貯蓄されるので、勝手に貯まってくれる夢のような?制度。
毎月の給与振り込み額は財形貯蓄で指定した金額を引いたものとなります。
最初の数ヶ月は手取りが減ったと感じるのですが、続けていると何もしなくても勝手にお金が貯まります。
しかも、普通の口座より引き出すのがめんどくさいので、よっぽど困った時以外は引き出せません。
ついでに給与が上がったらその分財形貯蓄を増やしていけば、手取りが増えないので生活水準が下がると感じることなく、貯蓄額が増えていきます。
ということで、私の中では貯金したいなら財形一択!
残ったお金は全て使い切ってしまっても良いという気楽さが好きです。

問題があるとすれば、財形貯蓄制度は誰でも利用できるわけではなく、この制度を導入している企業の従業員しか対象にならないこと。
財形貯蓄制度がなければ、給与が入った当日に別の銀行口座に一定額移すことをおすすめします。

 

1年間で167万円以上貯めるには

目標である、6年間で1,000万円という金額。
1年間で167万円以上貯めなければなりません。
これだけ貯められなければ、5,300万円の家を諦めるしかないので、どうにか捻出したいと思っています。

一人でこの金額はツライです。
でも、二人なら不可能ではない金額のはず!

我が家は現在、娘を幼稚園に預けてのフルタイム共働きです。
夫婦ともに同じ会社の正社員なので基本給はあまり変わらないですが、残業なしの私の方が給与は安いです。

167万円/年を毎月で割ってみると、約14万円/月。
一人当たり、7万円/月。
ちょっと辛いかも。

勤めている会社は、幸い年2回のボーナスが出ます。
ボーナス分で多めに貯蓄するとして、月々を低くしてみます。
毎月5万円+ボーナス10万円×2回=年間80万円。
2人で160万円/年。
ちょっと足りない。

給与の多い夫は多めに貯金してもらうとして、
毎月5万円+ボーナス15万円×2回=年間90万円。
2人で170万円/月。
これですね。

計算してみた結果、ふたりで毎月10万円、ボーナス25万円×2回を財形貯蓄して、年間170万円貯める!!
ということを目標にしたいと思います。

 

新卒入社3年を超えたら、月5万円は財形貯蓄へ

今考えたかのように書いてきましたが、実はこの方法は夫に教えてもらったものです。
付き合っていた当時、結婚資金を用意するために月5万円ずつ貯めようという話になり、夫に倣って財形貯蓄を始めました。
やってみると、はじめはツラかったものの、目的もあるのでほとんど負担に感じることなく貯められることがわかりました。
最近では、私が発見したかのように後輩にもおすすめしていて、仕事に慣れて余裕も出てきた入社3年目以降、月5万円を財形貯蓄に回すようにアドバイスしています。
難しければ、月3万円から。
そうすれば、給与が上がっても生活水準をあげることがないので、無理せず貯められるのです。

そんな訳で、家が欲しいなーと考える前から財形貯蓄に慣れているので(額は見直す必要がありますが)、それほど負担にもならずに貯められるかな、と思っています。

結婚資金で貯めたお金は結婚式で一度リセットされてお祝儀で少し回復し、その後すぐに中古住宅を購入したのでまたまたリセットされていました。
ついでに育休中は財形貯蓄をしていなかったので中断されています。
そして、第二子も欲しいので子どもを授かったら育休は取る予定。
その間は貯金はペースダウンになってしまいますので、うまく行くかどうか…。
2人ともこの先6年以上、同じ会社で働き続けているかどうかも不明ですが、今の調子で貯め続ければなんとかなる!ということがわかりました。

月々ジリ貧になりつつボーナスでリセットされるので、ボーナスがない方は方法を変えた方が良いかもです。

 

まとめ

夫:毎月5万円+ボーナス15万円×2回=年間90万円
私:毎月5万円+ボーナス10万円×2回=年間80万円
2人で協力して、財形貯蓄で年間170万円貯める!!

やっぱり、二馬力は良いですね。
私が専業主婦になれないという事実もわかりましたが、、、。

財形貯蓄でどうにかして1,000万円を貯めていきたいと思います。
投資も併用したいと思いつつ、まだまだ勉強中です。

  

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注文住宅を建てるときに、自己資金はいくら必要か?

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この超低金の時代、頭金を貯める前に全額ローンで買ってしまった方がおトクな気もしています。
でも、住宅ローンを借りる=いつかは全額返済する=それなら早めにお金を作って早めに返す、という図式で考えてみると、頭金は多めの方が良いような気もします。
そんな訳で、我が家の資金計画はどうしよう?と早めに考えておくことにしました。今回は自己資金のお話です。

 

昔からよく言われているのは、購入価格の2〜3割

頭金はいくら?というときによく言われるのが、購入金額の2〜3割。
この2〜3割という数字は、実は少し古い考え方なのです。
金利が高かったバブルの時代、住宅金融公庫でローンを借り入れることが一番有利であり一般的だったようです。その住宅金融公庫で借り入れる場合、「融資金額は物件価格の8割まで」という条件が付いていました。
なので、必然的に物件価格の2割は頭金が必要でした。

現在は頭金ゼロのフルローンや諸経費も借りられるオーバーローンなど、いろいろな商品が登場しています。
無計画に借りてしまうとせっかく手に入れた我が家を泣く泣く手放すことにもなりかねないので、慎重に計画したいと思います。

 

超低金利の今の時代、早めに借りる方がおトク?

金利が低い今の時代、頭金を溜めている間に金利が上がり、結果数百万円損する可能性はないとも言えません。
が、どうせいつか払い切る必要がある住宅ローンなので、借りる前に返せる見込みを立てておくことは必要だと思います。

必要資金を溜められる
=その調子で貯め続けられる
=何年あれば完済できるか把握できる

例えば、1年で100万円溜められるとすれば、3,000万円の家を全額自己資金で買うなら30年貯め続ければ買うことができます(インフレとかデフレのことは置いておいて)。
その30年間を待っていたら欲しい時に家を買えないので、住宅ローンで先にお金借りて住宅を手に入れて、住みながら返すという方法を取っている人が大半なのです。

ローンはもちろん借りる予定ですが、金利に焦って早めに借りず頭金を貯めて購入しよう、というのが私の考えです。
マイホーム購入の前に本当に返せるかどうかを見極めるために、頭金を貯めてみます。

 

理想の家を手に入れるためには、いくらあれば良いのか?

「大阪に家を持とう」作戦で算出した必要金額は5,300万円。

sumai12.hatenablog.com

このお金の2〜3割というと、1,060万円〜1,590万円…A
…先は長そうです。

建物価格の何割というのがなんとなくしっくりしなかったので、建物本体価格と土地代だけをローンにして、他を自己資金にしてみます。
前回の記事から、金額を引っ張ってくると、
【建物】
 本体工事費+別途工事費+設計料+諸費用
 =2,070万円+414万円+248万円+124万円
 =2,856万円
【土地】
 土地代+諸経費
 =2,350万円+118万円
 =2,468万円

ローンと自己資金を計算してみると、
【ローン】
 本体工事費+土地代
 =2,070万円+2,350万円
 =4,420万円
【自己資金】
 別途工事費+設計料+諸費用(建物)+諸経費(土地)
 =414万円+248万円+124万+118万円
 =904万円…B

…AとBを比べてみても、最低でも1,000万円くらいの自己資金は必要そうです。

ちなみに、注文住宅を建てる場合、施工業者にもよりますが着工時に工事費の20%、上棟時に工事費の50%、完成後残金を支払うことが慣例になっているようなので、どうしても「つなぎ融資」が必要になってくると思われます。
つなぎ融資についてはまたいつかちゃんと調べたいと思います。

 

理想の家を手に入れるためには、頭金1,000万円必要なことがわかった。

計算して1,000万円という数字が出てきました。
できれば娘が小学校に上がるまでに家を手に入れたいなと思っていたのですが、娘は今月3歳になりました。
小学校に上がるまで、あと3年半。

1,000万円を3年半で貯めるには、年285.7万円、月23.8万円
…無理ですね。

予定を変更して、まだ妊娠もしていませんが、第二子が生まれてから小学生に上がるまでを想定して6年間で考えたいと思います。
1,000万円を6年で貯めるには、年166.7万円、月13.9万円
…頑張れば行けそうな気がします。

これでも5,000万円貯めるには30年かかるので、この調子で貯められなかったら自己破産するのが見えているので、5,300万円の家は諦めるしかありませんね。

5,300万円の家を持つのに年100万円しか貯められなかったら、自力で貯めようとすると50年以上もかかるという衝撃。
まあ、今、月額8万円の賃貸に住んでいたら、それだけで年100万円くらいは返せることになるのでそこまでかからないですが。

 いろいろと計算してみましたが、当面の目標。
月14万円、年間168万円貯める!!

1,000万円を6年かけて貯めながら、理想の家を追求したいと思います。

 

まとめ

理想の家を手に入れるためには、頭金1,000万円以上貯めなければならない。

「住み替えながら暮らす」と言っていたのが早々に崩れていますが、良い土地が早めに見つかって、土地だけ買って家は数年後に建てる、というパターンも頭に片隅に置きつつ、気長に自己資金を貯めたいと思います。
というより本当は、中古住宅付きの土地を買って、リノベして数年住んで、環境の良し悪しを体感して、その後に取り壊して自邸を建てる、というのが理想です。
そんなことをしている資金の余裕はないですかね…。

次回、1,000万円を貯める方法について、考えてみたいと思います。 

 

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同じような注文住宅を東京と大阪で建てるとしたら、1,800万円の差がついた。

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終の住処は、東京か大阪が希望です。
東京で家を建てようとすると7,100万円!かかることがわかったので(我が家には無理ともわかったので)、大阪で建てたらどうなるか?を計算したいと思います。

 

注文住宅の価格の略算式

ますは、おさらいです。
注文住宅の価格を出すには、

国土交通省が出している平米単価に
希望の広さの面積を掛けて
別途工事費(20%)を足して
設計料(建築工事費の10%)を足して
諸経費(建築工事費の5%)を足して
土地代を足して
諸経費(土地)(5%)を足す。

、、、長いので、計算を省略しました。

【建物】平米単価×希望の広さ×1.38
【土地】土地の値段×1.05

あら簡単。
はじめからこの式を導いておけば良かったですね。

 

大阪で注文住宅を建てるときのお値段は?

簡単に計算できる方法を見つけたので、前々回同様、国土交通省が出している住宅着工統計2016年度版から、大阪の単価を引っ張ってきました。

木造17.1万円/㎡、鉄骨造24.2万円/㎡、 RC造24.4万円/㎡。

東京の時と同じく、採用単価は木造と鉄骨造の中間の値にしたいと思います。
(17.1万円+24.2万円)÷2=20.65万円/㎡
四捨五入して、平米単価=20.7万円/㎡で計算しました。

【建物】
平米単価×希望の広さ×1.38
 =20.7万円/㎡×100㎡×1.38
 =2,856万円…A

細かく計算すると、
本体工事費+別途工事費+設計料+諸費用
 =2,070万円+414万円+248万円+124万円
 =2,856万円…A
と、なりました。

 

土地は、実家の近く、大阪府北摂地区と呼ばれるところで探しました。
例のごとく、SUUMOで検索すると良い感じの場所に土地がありました。
駅徒歩10分、敷地面積100.05㎡(広い!)、建ぺい率60%、容積率200%、ほぼ正方形の整形の土地で、お値段2,350万円!(安い!!)
いやいやいや。東京が高すぎなんでしょうね。
東京同様、諸経費5%で計算します。

【土地】
土地の値段×1.05
 =2,350万円×1.05
 =2,468万円…B

こちらも細かく書いてみると(意味がないけど)
土地代+諸経費
 =2,350万円+118万円
 =2,468万円…B
と、なりました。

土地と建物を合計すると、

【建物】+【土地】
 =A+B
 =2,856万円+2,468万円
 =5,324万円

大阪だと、5,300万円で家が建ちそうです。

 

東京と大阪、その差に驚きました。

前々回の記事で算出した東京価格と、今回の大阪価格を並べてみます。
【東京】建物+土地=3,381万円+3,738万円=7,119万円
【大阪】建物+土地=2,856万円+2,468万円=5,324万円

東京と大阪、その差1,795万円!!
小さいマンション、1部屋買えますね。
どうにかして早めに関西に帰り、大阪近郊でマイホームを手に入れた方が良い気がしてきました。

土地を抜いた建物の価格だけ見ても、
【建物】東京:3,381万円、大阪:2,856万円 その差、525万円!
車が買えますね。
比較してびっくりしました。

まとめ 

東京と大阪で注文住宅を建てる金額を比較すると、
建物価格で500万円、土地込みの価格で1,800万円
東京の方が高い。

就職でたまたま配属先が東京になっただけで、もともと関西圏を出るつもりもなかった私。
夫も兵庫県出身なので、関東には親戚がいません。
なので、東京に永住したいという希望も特にありません。
なんだかんだで10年ほど関東圏内に住んでいますが、(金額面でも)やっぱり終の住処は関西かな。

と、いうことで、「大阪に家を持とう」作戦で5,300万円くらいで自邸を建てることを目標にしたいと思います。

  

 

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木造の注文住宅の平米単価24.5万円が妥当なのかどうか、「無印良品の家」と比べてみた。

とりあえず迷ったら無印良品。というくらい、日本人の生活に浸透している(と思っている)ブランド、無印良品
我が家にも、スタッキングシェルフはじめいろいろな無印良品の製品があふれています。
そんな無印良品ですが、2004年から「無印良品の家」を発売しています。

2004年発売、「木の家」↓

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2007年発売、「窓の家」↓

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2014年発売、「縦の家」↓

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※全て無印良品の家から画像お借りしました。

 

「朝の家」もあったみたいですが、人気がなかったようで現在は販売していないです。
収納用品も充実してる無印良品、その家づくりの考え方が素敵すぎて、真似してみたいと思っています。
例えば、「住まいの単位を、統一しました」

大型の家具から収納用品にいたるまでモジュール(基本寸法)を統一しているのでバスケットやボックスは棚にすっぽりと収まり、その棚は他の家具と高さや幅がそろいます。そんな調和のとれた収納を背景に、住まい手は暮らしの個性を十分に発揮できます。(中略)
ただものを美しく収めるだけではなく、さまざまな発想を受け入れ、その魅力を引き出すのがモジュール。寸法の統一された収納からは、限りなく自由で豊かな表情をもつ、自分だけの住空間が生まれます。

我が家は、世界でたった一軒しかない。|無印良品の家

 モジュールの考え方は建築界でも有名で、日本建築で用いられてきた「尺」や、ル・コルビュジエの「モデュロール」などなど、いろいろと使われてきています。(モジュールについても、いつかまとめてみたいと思っています。)
「規格サイズ」ってなんだか惹かれます。
そんな無印良品でよく使われているサイズは、「75と86、37と26」だそうです。

モジュール(基本寸法)は昔から日本の住宅に使われてきた「尺」をもとに決めています。たとえばユニットシェルフの高さ175cm は鴨居やドアの高さを基準にしています。横幅86cm は、日本家屋の柱と柱の間の長さである一間(182cm)を基準にして、その半分(91cm)にゆとりを持って設置できるよう導き出された長さです。
収納用品の基本モジュールは37cmと26cm。ひと棚の内寸(横幅80cm)に2 等分、3 等分と均等に収められるサイズです。

我が家は、世界でたった一軒しかない。|無印良品の家

自邸を建てる時には、「我が家の基本寸法」を作ってみたいなと思いました。

というのは前置きでして、今回書きたかったのは前回計算してみた注文住宅・木造の「24.5万円/㎡」が 妥当なのかどうか、ということです。

 

無印良品の家の平米単価は?

無印良品の家は、建物価格が決まっています。価格表は、カタログを請求したらついてきました。
「構法の標準化と量産化によるコストダウンの研究も進められ」と書かれているので、同じ間取りを無印良品を通さずに建てるより(そんなことが可能なのかわかりませんが)安くなると思われます。
「外構工事・屋外付帯工事・家具等は含みません。」と書いてあったので、前回計算したところでいう、「本体価格」のみの価格だと思われます。

延床面積で希望の100㎡に近かったのは5間半×4間(延床面積99.36㎡)。
税込価格1,889万円なので、19.01万円/㎡

無印良品の家は吹き抜けがあるので、建築面積はどうしても大きくなってしまい、計算した土地面積で建てられる間取りは標準プランでは存在しなかったのですが、建築面積が一番小さいものでも計算してみました。
もらった標準プラン一覧表に書いていたものの中で、建築面積最小のものは、3間×5間半(延床面積81.97㎡)。
税込価格1,672万円なので、20.40万円/㎡。

国土交通省が公開している「住宅着工統計」の2016年度版では、木造の平均が19.1万円/㎡だったので、まさに平均くらいのようです。

 

無印良品の家は、全国統一価格なのか?

ここで、ふと疑問に思ったのは、国交省が出している着工統計では地域差があって、木造住宅では15.1万円(宮崎)〜19.3万円(神奈川)まで幅広く最大4.2万円の差が付いていました。
無印良品の家が全国統一価格なら、宮崎県で建てた人は損をして、神奈川県で建てる方がおトクなのでしょうか…?
カタログ化しているくらいなので統一価格だと思うのですが、機会があったら一度問い合わせてみたいと思います。

単純に疑問に思ったので、次回は東京単価で計算してみた家を、大阪単価に置き換えて計算してみます。

 

まとめ

「標準化と量産化によってコストダウン」した無印良品の平米単価は、20万円/㎡前後。
注文住宅はもう少し高くなるという予想なので、東京価格で24.5万円/㎡はまあまあ妥当なんじゃないでしょうか。

 

おまけ

宅建築家として超有名な伊礼智さんのブログに、参考坪単価が書かれていました。

* 坪単価(本体工事費)の目安 延床面積35坪程度で、
 木造の場合、坪100万円〜(本体工事のみ)。
  延べ床25坪程度ですと坪120万円(本体工事のみ)〜。

延床面積35坪:坪100万円=30.0万円/㎡
延床面積25坪:坪120万円=36.4万円/㎡

100㎡は30坪くらいなので、単純に中間値をとっても33.2万円/㎡。
あの上品な家を建てるには、やっぱりそれなりにお金がかかるみたいですね。

 

 

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ありがとうございました。