コツブログ - 家づくり編 -

日々の暮らしを楽しみながら、自邸を建てるために勉強するブログ

「商店街の中にある店舗併用住宅」を設計してみた。

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住んでみたい家についていろいろ考えていると、思考があちこちに飛んでしまったので、まとめるためにひとつ建物を設計してみました。
設計と言ってもプランニング程度で、設計らしい設計はしていませんが久々に図面を引いてみると、楽しいものですねー。
知識不足と力不足は否めませんが、、、。
どんな家を考えたのか、ご紹介したいと思います。

 

商店街の中にある、店舗併用住宅

今、庶民的な商店街のある街に住んでいる関係もあり、小さな商店街の中に住むのは楽しそうだなーと思っています。
商店街と言ってもお店が数件並んだ程度のアーケードも何もない通りで、住む人と通る人の距離が近いのが良いなと思います。

ひとまず、こんな敷地で考えてみました。

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グレーで塗った駅から、紫の点線の両側にお店が続いている街。
お店が連なっている通りから脇みちに少し入った通りにあるピンクの丸で印をつけた敷地です。
ここに、カフェ兼アトリエ兼住宅を考えてみたいと思います。
駅徒歩4分ほど。
設計事務所を営みながらカフェで地域のお客さんと触れ合えて、ついでに井戸端会議もできる家って楽しそう、というのが発想の原点でした。

 

コンセプトは、溜まり場のある家。

来客が少ない我が家ですが、来客の多い家に憧れがあり、ふらっと人が集まる家って楽しそうだと思います。
実際ふらっと来られたら困るんですが。

家の中に入ってこられるのは困るけど、溜まり場的な場所は提供できるかな、と思って、「溜まり場のある家」をコンセプトにしました。

とりあえず全体像をお見せすると、
1階はカフェ兼アトリエ。
2階は住宅で、リビング・ダイニング・キッチンと、水回り。
3階は個室、となっています。

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溜まり場はどこにあるかと言いますと、水色で囲んだ場所です。
見えにくくてすみません。

道路に面した縁側、小さい広場、2階の玄関前テラス、玄関ホール、3階の個室前の遊び場など。
2階の玄関からは室内なので勝手に入れませんが、気心の知れたお客さんとゆっくりしゃべりたいなということで、室内にも溜まり場を作りました。
小さい場所に数人集まって井戸端会議してくれたら良いなという意図です。

ちなみに、1階から2階への階段がある側が道路面で、北が下になっています(図面逆、、、)。

 

16席の小さなカフェ 

カフェは、とある京都の小さなカフェを参考にしました。

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学生時代によく通ったお気に入りのカフェです。 
16席しかない小さなお店ですが、表の通りに面して縁側風ベンチを置いてみたり、打ち合わせスペースにもなる奥の個室を作ってみたり、お気に入りカフェを少しアレンジして作ってみました。

 

アトリエスペースで、設計事務所を開設

設計事務所を開けるほどコネも経験もないのですが、でもやっぱり独立に憧れはあるのです。
4畳ほどのこじんまりとしたスペースですが、広場を介して真正面に所長の机を置きました。
ここは、雑貨屋スペースにしても良いかも。

その奥は、所員の居場所をイメージしましたが、こんな小部屋では働きたくないか。

表は雑貨屋、奥は設計事務所
お施主さんが来られた場合は、カフェの奥の個室で打合せ、でしょうかねー。

 

2階には、パブリックスペース 

広場の階段を上がって、2階のテラスから住宅の玄関にアプローチするようにしました。

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2階にはリビング・ダイニング・キッチン・水回りと、家族みんなで使う部屋を配置。
玄関ホールは吹き抜け風の階段室になっています。
寒そうなので、リビング・ダイニングとは仕切りました。

ダイニングキッチンとリビングを分けましたが、一緒の方が良いのか別が良いのかいまいち分からず。
臭いのことを考えたらリビングが別な方が良い気もするし、リビングでくつろぐ家族を見ながらキッチンで家事ができた方が良い気もするし、難しいところです。
リビングには本棚が欲しかったので、窓は壁一面だけにしました。

洗面所と脱衣室を分けて、洗面所を使う人とお風呂に入る人が同時に使えるようにしました。
こちらも、一室にして広くした方が良いのか狭くても分けた方が良いのか迷います。
トイレ・お風呂など、音が下に響きそうなところはカフェの上を避けています。

  

3階は、プライベートスペース

3階は、寝室と子供部屋です。

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個室1が主寝室。
家族が一緒に寝ても良いし、夫婦だけで同じベッドでも別々のベッドでもOKの広さにしました。
ついでに机もー置いて、作業スペースに。

子どもは1人ですが、願望込みで子ども部屋は個室2と3のふた部屋。
各部屋5畳ほどですが、個室にこもって欲しくないので十分な広さだと思います。
その代わり個室前に遊び場を作って、おもちゃを広げたり、友達を呼んだり、はたまた室内干しスペースにしたりフレキシブルなスペースにしました。

階段の前は、家族分の服を収めるクローゼットです。
今の家ではクローゼットを一箇所にしているのですが、これがなかなか使い勝手が良いのです。
家族分をひとまとめにすると、片付けが楽!
娘がお年頃になったら嫌がるかもしれませんが、できれば収納場所はまとめたいところです。

 

まとめと課題 

ということで、「溜まり場のある家」のご紹介でした。
内観パースを入れたら想像しやすいと思ったのですが、力不足でした。
道路側からの外観イメージは、この記事の上のイラストです。
(森の中の家になってますが。)


延床面積:約164㎡
建築面積:約60㎡
住宅部分の面積は約104㎡
住宅部分だけを考えると、100㎡の家は理想的な広さな気がしました。

図面を描いていると、トイレの大きさは?椅子って何センチだったっけ?そもそも階段の幅って最小いくつ??などなど、すっかり忘れていた寸法のことを思い出してきました。
法律とか構造とか施工方法は無視しているので、本当に建てるならちゃんと考え直さないとですね。 

しかし、少し考えただけでも検討すべき点は多いですね。
・リビングとダイニングを分けるか
・洗面所と脱衣所を分けるか
・壁と窓の割合
・対面キッチンか壁付けか
・クローゼットはまとめるか否か。大きさは?
など。

今回に懲りず、いろいろなコンセプトの家を考えてみてどんな家が良いのかじっくり考えて、自邸を建てる時に活かしたいと思います。

 

 

  

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ありがとうございました。