コツブログ - 家づくり編 -

日々の暮らしを楽しみながら、自邸を建てるために勉強するブログ

住みたい家を手に入れるためのお金を計算すると、7,100万円かかることがわかった。

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土地なし、コネなし、資金なし。
それなのにいつかは家を建てたいと思い立ち、このブログを立ち上げました。
住み替えながら暮らしたいと書きながら、結局の一番の希望は「注文住宅を建てたい」という欲なのでした。

手始めにかかるお金を計算してみると、とんでもない金額に。
家を建てることを考えると同時にお金を貯める方法も考えないと、と思い直したところです。
今回は、家を建てるためのお金について考えます。

 

建築家と建てる家。それっていくらかかるの?

私の希望は、建築家と建てる家。注文住宅の中でも一番お金のかかる方法です。
まずは、ざっくりとかかるお金を計算してみました。

【建物】
 本体工事費+別途工事費+設計料+諸費用
 =2,450万円+490万円+294万円+147万円
 =3,381万円
【土地】
 土地代+諸経費
 =3,560万円+178万円
 =3,738万円
【合計】
 3,381万円+3,738万円
 =7,119万円

なんと、7,100万円超え!! 
、、、土地なしはツライですね。
本当にざっくりですが、どうやって計算したのか書いてみたいと思います。

 

建物の価格は、面積×平米単価

ざっくりと計算するにも、いろいろ条件を設定しなければいけません。
まずは、面積。
「小さく暮らす」暮らし方がブームになりつつありますが、小さすぎるのはちょっと違うかなと思っています。
現在の家は、1LDKのマンションで55㎡。
今のところ不自由はしていませんが、あと2部屋くらいは欲しい。
戸建なら平屋は(土地の金額的に)難しい気がするので、階段分も入れて100㎡の家で計算したいと思います。
ちなみに現在の家族構成は、夫・娘・私の3人家族。将来的には、兄弟は欲しいなと思っているところです。

続いて、平米単価。
工事費の計算では坪単価がよく使われるのですが、わかりにくいので平米単価で計算したいと思います。(参考:1坪=3.3㎡)
今回採用したのは、国土交通省が公開している「住宅着工統計」の2016年度版。
「東京都」の「1㎡あたり工事費予定額」の価格を参考にしました。
将来家を建てるとしたら現在住んでいる東京か、出身地の大阪が希望なので、確実に高い東京の金額で計算しています。

木造19.1万円/㎡、鉄骨造29.9万円/㎡、 RC造38.8万円/㎡。

木造といってもローコスト建売住宅を建てるときの価格も含まれていると思うので、注文住宅は木造でももう少しかかるだろうということで、木造の単価と鉄骨造の単価の中間値で計算してみることにしました。
採用単価:(19.1万円+29.9万円)÷2=24.5万円/㎡
坪単価にすると、80.9万円なので、比較的高めかも。

ということで、まずは建物の価格。
100㎡×24.5万円=2,450万円

お、意外と安い。
と思ったらいけません。
ここに含まれているのは「本体工事費」と呼ばれるものなのです。

 

 「本体工事費」以外にもかかる、いろいろなお金

本体工事費=2,450万円…①
本体工事費とは、説明するのは難しいですが「何もない平坦な土地に建物本体を建てるときにかかる費用」と言えばイメージしやすいでしょうか。
本体以外に何か必要なの?と思いますが、必要なのです。

それが、「別途工事費」と呼ばれるもの。
既存建物の解体費・地盤改良費・外構工事費・造作家具類(ものによる)・屋外電気給排水衛生工事費などなど、「家を家として機能させるために必要な費用」というイメージです。
かかるのが当然、と思っておいた方が良いので、本体工事費の20%はみておきたい金額です。

別途工事費=2,450万円×0.2=490万円…②

本体工事費と、別途工事費。これを合わせた金額が、施工会社に払うお金です。

 建築工事費=本体工事費+別途工事費=①+②=2,940万円…③

このお金を見ると、なんとか払えそうな気がしてきましたが、まだまだかかる注文住宅独特の費用があります。

それが、設計料
建築士さんに払うお金です。
設計料無料を謳っているハウスメーカー工務店もありますが、他のところに紛れ込ませているだけで実際にはかかっています。
建築士選びを間違ったら悲惨なことになるだけですので、選ぶときには慎重に。
どうやって選べば良いのかは、私もわかりませんので(!)ちょっとずつ調べたいと思います。
ちなみに、私も夫も一級建築士を持っているので自分で設計する気満々ですが、住宅設計の経験がないので(夫はありますが)セカンドオピニオン的にベテラン設計士さんの意見を聞きたいと思っています。

設計士さんの費用もピンキリですが、建築工事費の10%くらいを目安にしたいと思います。

設計料=建築工事費×0.1=③×0.1=294万円…④

ようやく全体像が見えてきたか?と思っても、忘れてはいけない費用があります。
それは、工事費以外のさまざまな諸費用
建築確認申請料、登記費用、住宅ローン関係の費用、地鎮祭費用、引っ越し費用などなど、必ずかかってくる費用です。
最低限しかかからないとしても、建築工事費の5%は欲しいところ。

諸費用=建築工事費×0.05=③×0.05=147万円…⑤

ということで、やっと建物を建てるのにかかる費用が見えました。

【建物】
本体工事費①+別途工事費②+設計料③+諸費用⑤
=2,450万円+490万円+294万円+147万円
=3,381万円…A

これならマンションを買うより安いんじゃない?と思ってしまった私は甘かったです。
建てる土地がないのでした。

 

土地がないので、探してみました。

夫婦ともに、次男次女。
土地があるわけでもなく家を継ぐ必要もないので、土地探しからはじめないといけません。
土地の値段を調べるには、国税庁が出している路線価から計算する方法もありますが、今回は手っ取り早く不動産情報サイトで検索しました。
今住んでいるのは、東京都23区内の西の方。
娘は幼稚園に通っているのでこの近辺が良いかなと思って、SUUMOで探してみました。
幸い?家の近くに良さそうな土地があったので、その価格で計算してみることに。
駅徒歩6分、敷地面積63.7㎡、建ぺい率60%、容積率200%、ほぼ正方形の整形の土地で、お値段3,560万円!
他の土地も探していて、高い土地ばかり見ていたので感覚が麻痺して安いと思って飛びついてしまいましたが、土地だけでこの値段って高い、、、。
希望する広さを確保するには3階建てになってしまいますが、この際許容します。
と思いながら、かかる費用を計算してみました。
土地には消費税はかかりませんが、不動産売買の手数料などなど諸経費がかかります。
土地の値段の5%で計算してみました。
土地購入の諸経費=3,560万円×0.05=178万円。

【土地】
土地代+諸経費
=3,560万円+178万円
=3,738万円…B

ということで、私が理想の家を手に入れるための費用まとめ。

【建物】+【土地】
=A+B
=3,381万円+3,738万円
=7,119万円 

 

まとめ

「東京」で「延床面積100㎡」の一戸建てを建てるお金=7,100万円

某CMではありませんが「東京に家を持とう」と思って計算してみたところ、庶民の我が家には手が出そうにない結果となりました。
節約生活に励みます。

 

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ありがとうございました。